Rolleiflex Standard のバリエーション

Rolleiflex Standard のバリエーションっていくつかあるみたいだね。大まかにいうと Type 1・2・3 とあって、それぞれは最小絞り値が違うみたい。Type 1 は F 3.8 、Type 2 が F4.5。最後の Type 3 が F 3.5 って具合。詳しくはココね。


Original Standard Rolleiflex Model 621















ネットの情報によると Type 2 の F 4.5 タイプが最初のモデルとするのもあれば、Type 1 の F 3.8 が最初だとも。リンク先の一覧によると、Type 1 を " Original Standard Rolleiflex Model 621 " として Type 2 を " Original Standard Rolleiflex Model 620 " としてるから、" Type " と " Model " の番号の順番がテレコになってて、どちらが最初なのかってよく分からんよね。w

ボクは Type 1 と 2 を持ってるんだけれど、作りや操作性は殆ど一緒だね。でも、手にする際には気をつけなきゃならないことがあるんだ。( ー`дー´)キリッ


考えれば当たり前のことだけれど、もはや 1 世紀も前の物だから、どんな手を加えられたか分かんないってこと。つまり、どの状態がオリジナルなのか分からないってコトだね。研究家さんなら分かるんだろーけれど。w

現にボクの所有する Type 1 と Type 2 では若干の違いがあった。それは、筐体の三脚穴の径が違ってたんだ。Type 1 はいわゆる大ネジタイプで、Type 2 は小ネジタイプになっていたんだ。コレにはちと困ってね。同じ使用感のモノをと思って両者を揃えたのに、まさかネジ径が違うだなんて・・・。※Rollei に限らずに、昔はネジタイプを選べたみたいだね。

だから、「 Type 1 の○○は○○です!」とかいうネット上の情報をそのまま鵜呑みにしてしまうと、痛い目に遭うこともあるんじゃないかなって思ったりして記事にしてみた。まあ、あとはどんなヒトがどんな整備をしたのかにも依るんじゃないのかな。


整備店の話はまた今度しようと思ってるよ。(・∀・)ニヤニヤ

発注するプロラボを決めた

モノクロ 120 フィルムの現像を依頼するプロラボ 3 軒を候補に挙げてみた。

・鈴木写真工房
・写真弘社
・アート・ラボ

候補の 3 軒は何れもモノクロ現像に長けている様子で安心できる。ただ、自分の好む仕上がりになるのかは分からないから、頼む段階では横一線。そこで、直感にだけ頼って第 1 候補を決め、残る 2 軒を同列にしてみた。

第 1 候補は鈴木写真工房さん。ここには自分のレギュラーで使うフィルムを依頼してみた。同列に扱った写真弘社さんとアート・ラボさんには、意地悪だけれど扱いにくいフィルムで依頼してみた。(ΦωΦ)フフフ…

先ずは写真弘社さんとアート・ラボさんには efke R100 を依頼。予感は当たった。両者明確に個性が出たのだった。写真弘社さんはコントラストが高い。フィルムの個性とはマッチしないし、ボクの好みにも当てはまらない。また、フィルムのカールが酷かった。反してアート・ラボさんは素晴らしい。その柔らかいトーンは正にフィルムの個性そのもの。フィルムのカールも弱く、全体に丁寧な仕事ぶりがチラホラとうかがえる。納期は両者同等って感じで不満はない。
※フィルムのカールは諸説色々だと思うけれど、一説には乾燥工程にあるといわれている。今のところ、ボクはこの説を受け入れている。また、コントラストは液温などが影響するらしい。

でっ、1 軒ふるいにかかったところでアート・ラボさんにはレギュラーで使うフィルムを依頼してみる。第 1 候補の鈴木写真工房さんと同じ条件になるわけだ。しかし、この一騎打ちは甲乙つけがたかった。共に素晴らしいトーンで現像をしてくれた。これぞボクの待ち望んだトーンだ。実に贅沢な悩みを抱えちゃったもんだ。(・∀・)ニヤニヤ

そこを敢えて甲乙をつけるとすれば、鈴木写真工房さんの方がハマる時はガッチリとハマるって感じ。アート・ラボさんはアベレージヒッターって感じ。最後は料金と納期を鑑みて、アート・ラボさんに決めた。その差も小さいんだけれどね・・・。


候補の 3 軒のラボは、何れも素晴らしいラボだとは思う。後は依頼するヒトのニーズにマッチするか否か。ラボを探していたり迷っているのであれば、依頼してみる価値はあると思う。(・_・)ノ

efke R100 は撮り手を虜にするフィルム

efke R100 を好んで使ってみたものの、生産中止が決まっているとのコト。なので、感じたままに印象の記録を残してみることにしてみた。しかし、こんなに魅力的なフィルムがなくなるなんて、至極残念だなぁ。(´・ω・`)

とにかく光の量と質に良く反応するフィルムって感じ。光量が多く光質が固い場合は、きわめてシャープ。しかし、トーンは柔らかい。日向のみの硬質な光のシチュエーションだとハイライト側にトーンが集まるが、それでもトーンは全然固くならない。とりわけ日向と日陰が織り混ざったシチュエーションでは、全域で柔らかくも良質なコントラストが得られると思う。そうは言いつつ、ボクのお勧めは天候の良い日の日陰のみでの階調なんだ。(`・ω・´)シャキーン

日陰だから少量の光が柔らかく回ってくるコトになるんだけれど、それでも単純な低ガンマ描写にならずにシットリとした中・暗部で構成される。そのトーンはまるで水墨画のよう。Rollei の RPX 100 も似たような傾向だけれど、efke R100 はひと味違う。全域が穏やかな中・低域部でも、ハイライトがシャープにパキッと入る。この描写は他では見たことがない。デジタルではまず出せないと思うんだ。( ー`дー´)キリッ


そんな撮り手を虜にするようなフィルムなんだけれど、じゃじゃ馬って評されるほどのフィルムだから好みが分かれるのは確かだと思う。撮ったことがなければ、未だ撮れるウチに撮ってみたら良いと思う。ボクの中ではじゃじゃ馬って感じではなく、光の量と質に反応するフィルムだって印象だなあ。まぁ評す言葉はじゃじゃ馬でも良いんだけれど、なんか申し訳なくって。(´;ω;`)ブワッ