efke R100 は撮り手を虜にするフィルム

efke R100 を好んで使ってみたものの、生産中止が決まっているとのコト。なので、感じたままに印象の記録を残してみることにしてみた。しかし、こんなに魅力的なフィルムがなくなるなんて、至極残念だなぁ。(´・ω・`)

とにかく光の量と質に良く反応するフィルムって感じ。光量が多く光質が固い場合は、きわめてシャープ。しかし、トーンは柔らかい。日向のみの硬質な光のシチュエーションだとハイライト側にトーンが集まるが、それでもトーンは全然固くならない。とりわけ日向と日陰が織り混ざったシチュエーションでは、全域で柔らかくも良質なコントラストが得られると思う。そうは言いつつ、ボクのお勧めは天候の良い日の日陰のみでの階調なんだ。(`・ω・´)シャキーン

日陰だから少量の光が柔らかく回ってくるコトになるんだけれど、それでも単純な低ガンマ描写にならずにシットリとした中・暗部で構成される。そのトーンはまるで水墨画のよう。Rollei の RPX 100 も似たような傾向だけれど、efke R100 はひと味違う。全域が穏やかな中・低域部でも、ハイライトがシャープにパキッと入る。この描写は他では見たことがない。デジタルではまず出せないと思うんだ。( ー`дー´)キリッ


そんな撮り手を虜にするようなフィルムなんだけれど、じゃじゃ馬って評されるほどのフィルムだから好みが分かれるのは確かだと思う。撮ったことがなければ、未だ撮れるウチに撮ってみたら良いと思う。ボクの中ではじゃじゃ馬って感じではなく、光の量と質に反応するフィルムだって印象だなあ。まぁ評す言葉はじゃじゃ馬でも良いんだけれど、なんか申し訳なくって。(´;ω;`)ブワッ